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先祖代々の土地を母と一緒に守っています

- 福岡市東区和白 久保田 弘志さん・国枝さん


就農して約30年。「和白ネギ」(白ネギ)、サツマイモ、タマネギ、カブを栽培しています。

 ここ塩浜の土地は砂地で白ネギやサツマイモの栽培に適しています。サツマイモのほとんどは、幼稚園・保育園の芋掘り体験用に栽培しています。現在、7園の子どもたちが収穫時期になると各地からやってきます。「先生!大きいのあった!」と楽しそうに掘っています。子どもたちの笑顔はいいですね。他の園からも芋掘り体験要望がありますが、現在は手いっぱいの状態で引き受けることができなくて申し訳ないと思っています。
 これからは夏ネギの土寄せをし(取材は9月2日)、9月半ばから10月に出荷します。カブの種まきも始めます。きょうはカブとタマネギの種まきの準備で、トラクターで土起こしをしています。母は85歳ですが、サツマイモの草取りや茎(芋づる)の整理をしてくれています。良質のサツマイモを作るためには大切な欠かせない作業です。おいしいサツマイモを皆さんに食べてもらいたいですからね。

―今後は
多くの子どもさんが収穫体験ができるように母とともに頑張っていきたいと思います。今年から福岡市東区和白の洋菓子店『アクアテラス』のオーナー・永松さんの依頼で、サツマイモ栽培の指導を始めました。「地元の野菜や果物を使って洋菓子を作り、多くの方に提供したい。まず野菜を作ることから携わりたい」という永松さんの熱い思いに感動し、6月下旬、一緒に紅さつまを定植しました。その後、草取りや追肥などクワを手に作業をしています。
 永松さんは「生まれて初めてクワを持ちました。腰が痛くなりましたが弘志さんに教わって、おいしいサツマイモが収穫できるように頑張ります」と汗をかきながら黙々と作業をされています。その姿に私も刺激を受けました。夏ネギの出荷が一段落すると冬ネギの手入れが始まります。

取材EYE
 素晴らしい笑顔が印象的
 お母さんの国枝さんと二人三脚で作業をする弘志さん。手際よく作業をする国枝さんを、陽が高くなってきたので暑くないだろうかといたわる優しさは、国枝さんへの尊敬の気持ちとともに、弘志さんの眼差しにもあふれています。
 「涼しいうちに」と朝5時から作業する永松さんは「いい汗をかかせてもらっています。普段は厨房の中なので、太陽に当たっての作業は新鮮で気持ちがいいです。クワの持ち方から教わっています。それに畝の間を歩くためにはバランスが必要ですね。慣れていないので私はふらふらと歩いています。体が鍛えられるので長生きしそうです(笑)」
 一方、弘志さんは「ここは手入れのしやすいくらいの広さ(33㎡)。初めてクワを持つときは、まあこんなものでしょう。使いやすいものを選んで持ってきましたよ」と苦笑い。
 永松さんの「作った菓子は”塩浜の芋”と銘打って販売します。商品名は『渚のスイートポテト』。弘志さんに気兼ねなく快く受けていただいて感謝しています。私は生産者の方と販売者が触れ合うことに意味があると思います。次は白ネギ、芋づるで菓子を!!」の声に、お二人が見合った時の素晴らしい笑顔が印象的でした。

アクアテラス
住所:福岡市東区和白1-3-22
営業時間:10時~20時(日曜日は10時~19時)
休み:第1・第3月曜日※祝日は営業
電話:092-606-8525